お父さん・お母さんの絵を描くとき、子供たちはいつも幸せそうです。
「お父さんとお母さん、どっち描く~?」と聞いたとき、いつも嬉しそうに迷いますが、
ちょっと不機嫌そうに「お父さんにする!」とまるで「お母さんなんか描いてあげない」とでも言いたげな子。
先生も反抗期の子がいるので、なんとな~く察しました。
※写真はこのお話の子とは別の子です。
「お母さんと喧嘩した(。-`ω-)」「そっか~まあ、そんなこともあるわ。」
「お母さんなんかきらい(。-`ω-)」「先生も子供がいるから、お母さんの気持ちもわかるんだよね。きっと○○ちゃんの事を考えてくれてるんだよ。」
「お母さんも○○のこときらいって思ってるもん(。-`ω-)」
「絶対そんなことない。先生も子供と喧嘩するけど、子供の事嫌いにならないよ。きっと○○ちゃんとお母さんよりもっとひどい喧嘩するけどね。」
「どんな喧嘩するん?」「ん~~・・・(´-`;).。oO(壮絶すぎてちょっと言えない)」
そんな会話をしながらお父さんを描き進めました。
帰るころにはまだ少しわだかまりはあるようでしたが、
次週になり、お父さんを描き終わるころには、お母さんと喧嘩したことなどすっかり忘れているようでした。
子供たちはいろんなことを心に詰め込んで教室に来ます。
楽しい事も、もやもやした気持ちも、いやな事も、不安な事も
教室に来て絵を描くことで、気分転換をして、ちょっとでもすっきりした気持ちになれば、
また新鮮な気持ちで日々を過ごすことができるんじゃないかと思います。