枝付きの柿をいただいたので、みんなでカキをカキました。
下絵は、いつもは使わない木炭。「さて問題です。これは何で出来ているでしょうか?」「ん~~~わからへん。えんぴつ?」「ブブ~~。柳の木でした。」「うっそ~~!」「手、真っ黒になるやん。」
そんなことを言いながら、手や顔、服まで真っ黒にしながらカキ進めます。
「先生は学生の時、これで描いて食パンで消していたんだよ。」「えええ~~!パンがもったいない!」
そんな雑談もしながらカキ進めます。
「せんせいできた~~」「次はカキの木もカキー。」「カキだけに?」「カキだけに。」
木炭で描いた絵は、真っ黒にはなりますが、どこか木のぬくもりがするようです。
「絵具は足し算と引き算で出来るんだよ。オレンジ色引く黄色は?」
「う~~ん。。。引き算嫌い。」
「高学年の子はできるかな?」
「(ちょっと考えて)赤?」「正解!」
「だからオレンジ色を使う時は赤と黄色も一緒にだして、色が所々変わるように塗っていこうね。」
「柿はオレンジ色に熟す前は何色か知ってるかな?」「緑?」
「そうやな、ところどころ黄緑がかってるところもあるね。黄緑も出しておこう。」
そんな会話で色を出す前にどういう風に考えて出す色を決めていくかを指導していきます。
いろんな画材に触れ、いろんなモチーフに触れ、いろんな描き方に触れる。
これぞ子供の絵画教室の醍醐味でしょうか。